「あぐり支援室」を新設/農業維持・発展へ

2024.10.11

 JAみなみ筑後は10月1日、これまでの役職員による担い手との対話活動で、農業者の高齢化、後継者不足、遊休農地の増加など、地域農業の維持が困難になっているなどの意見が多く出たことを受け、「あぐり支援室」を新設しました。5人体制で、集落の維持や農地の保全などの大きな課題の解決に向け、地域農業の維持・発展への支援を行います。

 高齢化などで存続が危ぶまれる農事組合法人や次世代を担う認定農家などに労働力支援を提案していきます。農地の維持に努め、遊休農地の発生を防止し、地域農業が維持・発展できる仕組み作りを行います。

 新規就農研修施設「トレーニングファーム」で就農に向けた研修や生産技術向上支援、労働力支援、農機具レンタル事業などを通じて、農業者の所得増大を図ります。将来は、JA出資型農業生産法人の設立に向け、幅広く事業を展開するために検討していきます。

 若者が農業に魅力を感じるような所得確保に取り組み、新たな担い手が確保されていくことで、産地や農村が活性化し「未来へつながる」JAを目指します。