極早生みかん 出荷始まる

2024.10.04

 JAみなみ筑後山川総合集出荷施設で9月17日、極早生みかん「早味かん(はやみかん)」と「日南の姫(ひなのひめ)」の出荷が始まっています。「早味かん」は糖度10度以上が条件となる福岡県の奨励品種で、極早生の中でもトップクラスの糖度を誇ります。

 本年産は、梅雨時期に降雨が少なく乾燥した日が続き、糖度は比較的高く推移しています。梅雨明け以降の乾燥により、果実肥大はやや小玉となっています。

 主に関東、関西、北陸、九州を中心に出荷しています。集荷量は極早生で900トン、極早生・早生・晩生含む山川みかん全体で5000トンを見込んでいます。
 JAみなみ筑後柑橘部会は部会252人で253ヘクタールを栽培しています。基盤整備や改植事業が進み、20年生以下の若い木も全体の6割を占めます。栽培しやすい環境が整ってきたことで、後継者も増え、園地・後継者共に若返りを見せています。