部会員の減少に歯止め あぐり支援隊活動開始
分類:管内News 東西南北
2024.09.03
JAみなみ筑後で主に高齢農業者のビニールハウス施設被覆作業の支援を行う「あぐり支援隊」が21日からスタートしています。今年度第1回目の活動を同JAなす部会員の小宮猛さんのハウスで行い、全部署から集まった職員16人参加。パイプハウスの天井ビニール張りやハウスバンド締め、褄面のビニペット止めなどの作業を行いました。
あぐり支援隊とは、農業者の高齢化等により高所での作業は危険が生じる為、生産者よりビニール被覆作業支援の要請を受け、平成27年にJA役職員で立ち上げ、発足したものです。発足当初は営農部・経済部の職員を中心に構成していた支援隊も、現在は全部署から有志職員が集っています。発足年度は7件の依頼でしたが昨年度は32件でした。今年度は更なる依頼を見込んでいます。発足9年目を迎え、依頼は年々増加、地域の期待が高まっています。部会員の減少に歯止めがかかっている報告もあり、支援隊の効果が現れています。
同JAあぐり支援隊は、ビニール被覆支援のほか田植え時の苗箱渡しを行う田植え支援、JAまで米を出荷できない方へは、JAから出向く庭先集荷支援を行っています。いずれの支援も単身農業者や女性の高齢農業者の農業経営の永続的な維持発展と地域活性化を図るとともに組合員とJA役職員の信頼関係を一層深めることを目指します。同JAでは今後も、組合員との連携を強化し、安全・安心な農産物の生産・販売に力を入れていきます。