JAみなみ筑後瀬高なす部会の現地研修会を開催しました!!

2020.10.02

 JAみなみ筑後瀬高なす部会はICT技術を利用したスマート農業に取り組んでいます。ハウス内環境測定装置を導入し、温度、湿度、地温、日射量、水分量、炭酸ガス濃度を数値化します。スマホやPCで常に確認することができ、農業を「見える化」するものです。さらに、同測定装置を使っている高収益者との比較もできるため、部会内の青年部を中心に導入が進んでいます。昨年の実績では、ICT研究会員の坪当たり収量の平均が、部会全体の平均を大きく上回り、着実に収量を伸ばしています。技術、生産量ともに全国1位の高知県に習い、3年ほど前から導入を進めており、現在は20名が装置を導入しシステムを運用しています。
 同部会では、JA担当者により定期的に現地研修を行っており、9月28日には今年度2回目のICT研修会を開催、座学と現地での研修を行い生産者13人、普及指導員、試験場の研究員、JA担当者等計22人が参加しました。研修会では県試験場筑後分場での試験内容の確認や、生産者の圃場を巡回、定植初期の状況を見て回り主に土壌水分管理について学び、今後の月平均気温を意識した温度管理についても意見を交換しました。
今後も同部会では若手生産者のみならず部会全体への普及を図り、部会全体の収量向上につなげ、農業生産の増大、農業者の所得増大をめざします。
 JAみなみ筑後瀬高なす部会は、部会員数191人で47ヘクタールを作付けし、県内第1位の生産量を誇ります。主に関東・関西・九州の市場へ出荷し目標販売金額27億円、目標出荷数量6700トンを計画しています。